インフルエンザや風邪、心血管系の問題など、どのような症状であっても、生活が忙しくなると、医療機関への受診を後回しにしてしまいがちです。「何かがおかしい」と感じる瞬間と、「何か手を打たなければならない」と気づく瞬間との間にあるギャップは、今日の医療において最も重大な意味を持つ領域の一つです。
Ouraは、睡眠、コンディション、ストレス、アクティビティなど50以上の指標を、行動に移しやすいアドバイスへと変換する独自の機能により、ユーザーの信頼を築いています。Ouraは、生体情報や健康傾向の長期的な推移を把握しているため、そのギャップを埋め、より多くの人の健康状態の改善に貢献できる他にはない強みを持っています。
健康レーダーのご紹介
2024年にリリースされた症状レーダーを基盤とする健康レーダーは、Ouraが予防的な健康管理分野へと進出する上で重要な一歩となります。Ouraに所属する40名以上の医学博士とさまざまな分野の博士研究者の協力のもと開発されたこのパーソナルな健康エクスペリエンスは、健康指標の重要な変化をいち早く知らせ、深刻な問題になる前に対処できるよう設計されています。
既存の症状レーダーのエクスペリエンスに加えて、健康レーダーには先回りして変化を捉える血圧のシグナルと夜間の呼吸の2つの新しい機能が導入されています。健康レーダーはバックグラウンドで常に健康指標をモニタリングし、休息や生活習慣の見直し、また医療専門家による診察が必要となるタイミングについて、より明確な指針を提供します。
「医師として、健康管理が大変だと感じる気持ちはよく分かります。必要な情報を見つけるのが難しいだけでなく、どのような生活習慣の改善や変更が本当に意味のあるものなのか判断しづらいことが多いからです」と、Ouraの最高医療責任者であるRicky Bloomfield医師は語ります。
健康レーダーを使えば、例えば、心血管の緊張状態を示す可能性のある血圧のシグナルの変化や、睡眠中の呼吸の乱れが増えていることなど、パターンの変化を早期に発見しやすくなります。こうした気づきから、医療専門家に相談するきっかけを得ることができます。
健康レーダーは、2026年6月に米国のOura Ring Gen3以降の世代を利用するOuraメンバーに向けて展開を開始します。メンバーは健康レーダーの利用を停止することもできます。
詳しく見る:リングの秘密:症状レーダーの開発
血圧のシグナル:夜間の心血管シグナルのモニタリング
血圧は心血管の健康状態を示す最も重要な指標の一つですが、多くの人は、何らかの問題が起こるまでその変化に気づくことがありません。健康レーダーの血圧シグナルにより、Ouraはその状況を変えようとしています。
血圧シグナルは、健康レーダーのウェルネス機能の一つで、Oura Ringから取得した夜間のPPGデータを用いて、30日の評価期間における心血管関連の傾向を追跡します。血圧の変動に関連している可能性のあるパターンの変化を検知すると、その情報を表示します。こうしたパターンが長期間続くと、心臓、脳、腎臓、目といった重要な臓器に負担をかけることになりかねません。
このエクスペリエンスを支えるのは、以下の2つの追加機能です。
夜間血圧は、睡眠中の血圧低下のパターンが、時間の経過とともにどのように変化しているかを示します。睡眠中は、体の動きやストレス、カフェイン、姿勢といった日常生活のさまざまな影響を受けにくいため、心血管系の回復状況について、より明確に把握することができます。健康な体では、通常、夜間に血圧が低下します。そのパターンが一貫して現れない場合、日中の測定値では見逃されがちな心血管疾患のリスクを示す初期の兆候である可能性があります。
腕帯式血圧測定結果の入力を利用すると、腕帯式で測定した血圧をOuraアプリに手動で記録でき、日々の測定結果を長期的な傾向とシームレスに結び付けて確認できます。腕帯式で測定した血圧を手入力して、過去の測定結果や長期的な変化の傾向を一か所で管理できるようになり、医療専門家と情報に基づくコミュニケーションが可能になります。
血圧シグナルは、妊娠中で妊娠インサイトを利用しているメンバーについては自動的に無効になります。
関連記事:高血圧とは?兆候を見逃さず、リスクを減らし、心臓の健康を守る
夜間の呼吸:眠っている間に何が起きているのか
夜間の呼吸リズムの乱れは、睡眠の断片化、回復の低下、心血管の緊張状態、日中の活力の低下を引き起こす可能性があります。これまで、こうした睡眠障害を診断するには、夜間のPSG検査(睡眠ポリソムノグラフィーを行うために体にたくさんの電極を装着する必要がありました。
健康レーダーの夜間呼吸機能を使えば、睡眠や呼吸のパターンが全身の健康に与える影響について、理解を深めることができます。夜間の呼吸機能は、毎晩の睡眠時の呼吸カードで、睡眠に関連する呼吸パターンや障害について、30日間の推移を確認できます。
この機能により、毎日の睡眠データが長期的な傾向として可視化されます。また、呼吸の変化が睡眠にどのような影響を与えているのか、あるいは医療専門家によるさらなる検査が必要かどうかを判断するための、わかりやすい解説やアドバイスも提供されます。
今月初め、Oura は、睡眠医療、呼吸ケア、在宅医療サービスの分野で世界をリードするResmedとの提携を発表しました。Oura が通常より多くの呼吸障害を検知した場合、Ouraアプリで通知を受け取ることができます。その後、Resmedが提供する信頼性の高い睡眠健康関連のリソースに直接アクセスできます。これには、睡眠評価、教育コンテンツ、医師との相談をサポートするガイド、さらに独立した医療専門家によるオンラインまたは対面での診療や相談を受けるための選択肢が含まれます。
詳しく見る:ResmedとOuraのパートナーシップにより睡眠の健康教育およびケアへのアクセスを拡大
Ouraラボの新着情報:Ouraアプリ内で医師に相談
Ouraラボでは、米国のメンバー向けに、新たなエクスペリエンスの試験利用を開始しました。Counsel Healthは、Oura Advisorとシームレスに連携し、データが示す内容と、異常が疑われる際に必要となる専門的な医療ガイダンスを結び付けます。
Medical AIと認可を受けた医師を組み合わせたAI搭載プライマリケアプラットフォームであるCounselとの提携により、 Ouraでは健康に関する疑問への回答をスムーズに得られるほか、一人ひとりに合わせた医療アドバイスを受けたり、認可を受けた医療専門家による緊急医療やプライマリケアにすぐにアクセスしたりすることができます。これらすべてをOuraアプリ内で行うことができ、健康データから得られるインサイトを健康に向けた実際の行動へと結び付けることが可能になります。
健康レーダーが調査すべき兆候を検知すると、Oura AdvisorがCounselへの接続を提案します。その際、以下の2つの選択肢が表示されます。
- CounselのMedical AIによる、いつでも受け取れる無料のメッセージ。Oura Advisor内でCounselのMedical AIが、健康傾向や検査結果の解釈などの健康情報を分かりやすく解説し、また症状の特定や初期アドバイスを提供します。Oura Advisorのこの新機能は、生体情報の傾向や症状を即座に分析し、健康状態の全体像を作成します。これにより、必要に応じて医師がより迅速に状況を把握し、一人ひとりに合わせた正確な医療アドバイスや治療を提供できるようになります。
- 数分以内に受け取れるCounselの認定医師によるメッセージ。Ouraメンバーは、認可を受けた医師に直接チャットで相談できます。医師が健康上の懸念や症状について確認して必要な追加質問を行い、個別の治療計画の提案を受け取ったり、処方箋を発行してもらったりすることができます。
Counselの医師とつながると、病歴をすでに把握している専門医から、医療アドバイスや治療を受けることができます。健康レーダーのシグナルや症状レーダーのログ、その他のOuraの生体情報を安全に共有することにより、本来であれば何か月もかかる初期評価や問診を省略し、パーソナライズされたケアをすぐに受けられるようになります。何より素晴らしいのは、あなたの健康管理に関する情報は常にあなた自身の管理下にあることです。すべての相談内容は、プライバシー保護を目的として構築されたCounselのHIPAAおよびSOC 2準拠の環境で行われます。
Counselのサービスは、Ouraラボを通じて利用可能です。6月16日より順次提供が開始されます。Counselは、以下の州を除き、米国のほとんどの州でご利用いただけます。アーカンソー州、コロンビア特別区、カンザス州、ミシシッピ州、ロードアイランド州、ワシントン州、ウェストバージニア州、ウィスコンシン州。





