「フィットネス」を定義するのは有酸素運動(カーディオトレーニング)だけという時代は終わりです。Ouraは、日常の用事を済ませることも、ランニングも、また子供の後追いなども、すべての動作が大切だと考えています。
Ouraのデータサイエンスチームは、最近の社内分析でOuraの女性メンバーの匿名化データを分析し、メンバーが日常的に体をどのように動かしているかについて重要な傾向とインサイトを明らかにしました* 。
この記事では、レジスタンス トレーニングの台頭やピラティスの人気、ウォーキングや家事といった日常的に行う動作の役割など、主な調査結果をご紹介します。
筋力増強:年齢を問わず、リフティングをする女性が増加
女性の間で、世界的に筋力トレーニングの人気が高まっており、Ouraメンバーのデータにもその傾向が反映されています。人気の上昇には正当な理由があります。筋力トレーニングをすると、代謝の健康、睡眠、姿勢、自信、その他の向上という、科学的に裏付けられたさまざまな利点があります。
- 2024年6月から2025年6月にかけて、「筋力トレーニング」のワークアウトをタグ付けした女性メンバー数は159.8%に急増し、168,592人から438,026人(メンバー数ベース)へと成長しました。
- 筋力トレーニングは、「ウォーキング」「家事」に次いで、世界の女性の間で3番目に人気の高いワークアウト記録でした。
重要なことは、この傾向はひとつの世代に偏っていないことです。若い女性がこの変化をリードしていますが、当社の分析によると、どの年齢層も一定して筋力トレーニングを取り入れています。
- 18~29歳:173.6%という驚異的な成長
- 30~39歳:同様に見事な173.2%の成長
- 40~49歳:140.1%と好成長
- 50~59歳:継続的に貢献し、129.3%の成長
- 60~69歳:140.6%という成長で筋力を手に入れている
このデータは、女性が筋力の変革力を発見し、美しさだけでなく、全体的な健康、長寿、エンパワーメントにまでメリットが及ぶと認識していることを示しています。
詳しく見る:筋力トレーニングにより代謝の健康が変革される理由(および導入方法)
40歳以下の女性に見られる「ピラティス」のトレンド

Ouraの女性メンバーの間で急伸しているワークアウトのトレンドはピラティスで、特に若い女性に人気があります。
- ピラティスの成長率は全体で219.5%で 、「ピラティス」をタグ付けしたメンバー数は2024年6月の60,006人に対し、2025年6月には191,697人になりました。
- ピラティスは特に40代以下の女性で増加傾向にあり、18~29歳では238.5%の成長、30~39歳では240.5%の成長という結果でした。
ピラティスは、強度、柔軟性、心身のつながりがミックスされており、より激しいトレーニングや、体幹の強化、姿勢改善のための単独練習の補完として効果を発揮します。
メンバーへのアドバイス:Ouraは、The Sculpt Society、CorePower Yoga、Technogym、Openなどの大手フィットネスパートナーと連携して、個人データに応じてワークアウトをカスタマイズできます。 |
日常の動作は依然として最も重要
筋力トレーニングとピラティスは人気が高いフィットネスですが、ウォーキングと家事という日常的なアクティビティは依然として、女性メンバー間でログに記録されたアクティビティの首位を維持しています。
- 「ウォーキング」は女性メンバーの間でトップのワークアウトで、2025年6月には1,294,808人のメンバーが記録しています。
- 「家事」は2025年6月に2番目に多かったワークアウトで、タグを付けたメンバー数は76万2,979人。これは2024年6月と比較して増加率は225.9%です。
どちらも、ほとんどの人が日常的に行っている活動ですが、だからといって重要でないという意味にはなりません。歩行や雑用など、日々の行動が健康でアクティブなライフスタイルにつながります。
2025年6月にOuraの女性メンバーが記録したワークアウト上位15項目を見ると、ウォーキング、家事、筋力トレーニング、ピラティスに続き、日常生活の活動、フィットネス、アウトドアスポーツが混在しています。
- 庭仕事
- ハイキング
- ヨガ
- HIIT
- 水泳
- 有酸素運動
- ピックルボール
- エリプティカル
- コアエクササイズ
- フィットネスクラス
関連記事:1日に実際に必要な歩数とは?
Ouraで動きを追跡する
Ouraのインサイトは、重い荷物を持ち上げる時でも、のんびりと散歩する時でも、あなたの体を理解し、ウェルビーイングを最適化するために作られています。
ここでは、Ouraがアクティビティレベルを正確に追跡し、ワークアウトと休息のバランスを効果的にとる方法をいくつかご紹介します。
- アクティビティ自動検出(AAD):Oura Ringは、3D加速度センサーを使い筋力トレーニングやウォーキング、家事など、40種類以上のアクティビティを自動検出し、動きと心拍数データを追跡して、強度と消費カロリーを測定します。アクティビティを終えたらOuraアプリを見て、検出されたワークアウトを確認または編集しましょう。これにより、Ouraのアルゴリズムがユーザー特有の動作パターンを学習し、今後の検出の正確性がさらに高くなります
- コンディションスコアに要注意:Ouraのコンディションスコアは、究極の案内役となります。厳しい筋力トレーニングのセッションや有酸素運動のクラスの翌日、コンディションスコアには体がどの程度回復したかが反映されます。コンディションスコアが低い場合、休息を優先するか、軽めの活動にするよう示唆しています。スコアが高い場合は、さらに取り組める準備ができているという意味になります。
- アクティビティ目標をカスタマイズする:Ouraアプリで毎日のアクティビティ目標をカスタマイズしましょう。歩数を重視するか、活動カロリーを重視するかを選択できます。パーソナライズされたアクティビティ目標はコンディションスコアに基づいて調整されているため、効果的に動きと回復の均衡が取れるよう促します。
- 他のアプリと連携する:Stravaなど他のフィットネスアプリを使う場合は、Ouraと連携させましょう。これでOuraはワークアウトデータ詳細を引き出せ、あなたのフィットネスと、それがOuraエコシステム内における全体的な健康と回復にどう影響するかを総合的に理解できます。
- アクティビティの傾向を確認する:Ouraアプリのアクティビティ傾向では、過去1週間、1カ月、場合によっては1年間の動きがどの程度一定しているかについて確認できます。これらの長期的なパターンを把握すると、あなたの健康の旅に関して、十分な情報に基づいた意思決定をすることができるようになります。
メンバーの体験談:生涯耐久アスリートライフを楽しんでいるJulie D.さんは、20時間のトレーニング週間と効果的な睡眠と回復のバランスを取り、50代以降のパフォーマンスを強化するためにOuraを使い始めました。 |
同時にOuraのユーザー層も拡大したため、総ユーザー数の増加を加味するよう、各年のユーザー割合の差が記載されてます(ハイライトされた列)