Oura Ring第3世代とOura Ring 4のすべてのメンバーが利用できるようになった症状レーダーは、体の緊張状態の兆候を早期に発見し、休息と回復に向けた積極的な行動を促します。

症状レーダーの開発

症状レーダーの土台は、2020年にカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)がTemPredict研究を開始したときに遡ります。Ouraは、当初採用していたアルゴリズムに基づいて、一部のエンタープライズクライアント向けに、従業員の安全をサポートするために設計されたHealth Risk Management(HRM)プラットフォームを発表しました。

Ouraの科学チームとデータサイエンスチームは数年にわたってアルゴリズムの改良に取り組み、体への緊張状態の兆候を警告するための反応性、効率性、正確性を高めました。

2024年4月、Ouraラボに症状レーダーが導入されました。これに参加するとメンバーは、機能をテストして開発者に直接フィードバックすることができます。お寄せいただいたフィードバックに基づいて処理を繰り返し、2024年12月にOuraメンバーに向けて症状レーダーのフル機能の提供を開始しました。

詳しく見る:リングの秘密:症状レーダーの開発

Oura Ring and Membership are now FSA and HSA eligible.
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症状レーダーの仕組み

Oura Ring - 症状レーダー症状レーダーは、Ouraのデータを見て、体に何らかの緊張状態があることを示す可能性のある変化を探します。症状レーダーは、Ouraが追跡する40以上の生体情報に加えて、皮膚温度、平均体表温の傾向、呼吸数、安静時心拍数、心拍変動、不活動時間などの特定の指標を、年齢などの人口統計学的情報とともに経時的にモニタリングします。 

時間の経過とともにこれらの指標の組み合わせに偏差が現れる場合、その後の数日間は休息に専念すべきことを示している可能性があります。そうすれば、免疫系の反応が改善され、体が緊張状態から回復できるようになります。

Ouraアプリは緊張状態の兆候を3つのレベルで予測します。

  • 兆候なし:生体情報に体の緊張状態の兆候はありません。
  • 小さな兆候:生体情報に体の緊張状態の小さな兆候が表れています。
  • 大きな兆候:生体情報に体の緊張状態の大きな兆候が表れています。

なぜ緊張状態の小さな兆候や大きな兆候が出ているのかを理解しやすくするため、Ouraは前夜の生体情報であなたのベースラインから大きく逸れているものをハイライトします。症状レーダーは、生体情報の経時的な変化をモニタリングするため、生体情報が通常の範囲内にあるにもかかわらず、微細な緊張状態の兆候を検出する場合があります。

必要に応じて、休息モードを有効にできます。休息モードの間は、アクティビティスコア、アクティビティ目標、およびすべてのアクティビティ コントリビューターが一時停止します。このモードに切り替えることで、歩数や消費カロリーの目標を達成することよりも、病気を撃退し、免疫力を高めるために体が必要としている休息を取って回復することに専念できます。症状レーダーは、休息モードがオンになっている間も、指標のモニタリングを継続します。 

重要な情報:

  • コンディションスコアは、症状レーダーと必ずしも相関しているとは限りません。症状レーダーは、体への緊張状態の初期兆候の可能性を検出するように設計されており、それがコンディションスコアに反映されるよりも先に緊張状態の兆候を示す場合があります。
  • 症状レーダーは、以前から続いている病状があると最適に動作しない場合があります。また、妊娠は生体情報のベースラインに影響を及ぼすため、症状レーダーの正確性が低下する場合があります。妊娠している方は、妊娠中はこの機能をオフにするほうがよいでしょう。
  • Oura Ringは医療機器ではありません。また病気やその他の病状の診断、処置、緩和、治療、予防することを意図したものではありません。かかりつけの医師または他の医療専門家に相談することなく、投薬、毎日の習慣、栄養、睡眠スケジュール、ワークアウトに変更を加えないでください。

症状レーダーの使用方法

症状レーダーは、有効なOuraメンバーシップをお持ちのOuraメンバーには、デフォルトでオンになっています。数あるデータの中でも、この機能は睡眠データ(過去14日間中少なくとも7日分の睡眠データ)を使用して、体の緊張状態の兆候をチェックします。明らかな緊張状態の兆候があれば、翌朝の[今日]画面にハイライトされます。それが表示された時は、症状レーダーカードをタップすると詳細を確認できます。

また、[今日]画面の左上にあるメニューから[症状レーダー]を選択すると、いつでも症状レーダーにアクセスできます。

症状レーダーはオン/オフをいつでも切り替えることができます。

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