私たちの体は動かすようにできていますが、現代のライフスタイルでは座っていることが多くなりがちです。車での移動時間が長かったり、デスクワークが多かったり、毎晩長時間テレビを見る人は、特にその傾向が強いかもしれません。この3つが組み合わさると、ほとんど座りっぱなしになってしまいます。

研究者らは、一日を通してアクティブに過ごすことの利点を強く主張しています。心血管の健康が向上し、認知機能が改善されるなど、そのプラスの影響はとても大きく、立証もされています。なぜ健康にとって定期的な運動が重要なのか、また、もっと体を動かすためにOuraがどのように役立つのかをご覧ください。 

詳しく見る:Ouraによる歩数とアクティビティの測定方法

アクティブに過ごすことの7つのメリット

1.脳が活性化される

運動をすると脳への血流が増えるため、頭がよりクリアになります。また定期的なエクササイズは、脳の健康と認知機能をサポートする神経栄養因子の産生を増加させます。

2.サーカディアンリズムが整う

筋肉が動くと、体の他の部分の体内時計に覚醒時間であることを知らせます。これによって注意力を維持し、ベストなパフォーマンスを発揮することができます。

3.気分の改善が期待できる

運動をすると、気分を高揚させるエンドルフィンや神経伝達物質が分泌され、一方コルチゾールなどのストレスホルモンは運動後に低下します。

4.血液とリンパ液の循環が良くなることがある

運動は血流とリンパ系の働きを良くし、体全体に栄養を運んだり、老廃物を取り除いたりするのに役立ちます。

5.心血管の健康増進が期待できる

運動は体を鍛えるだけでなく、心臓も鍛えることができます。運動は体組織を強化し、回復力を高めるためです。運動中は血行がよくなり、心拍出量が増加し、血管の柔軟性が高まります。

6.代謝が体のニーズに一致する

アクティブに過ごすことは、体のエネルギー資源を使い切ることにつながり、好ましくない場所(内臓周辺の脂肪など)にエネルギーを蓄えるのを防ぐことができます。

7.免疫システムをサポートする

ワークアウト中、フリーラジカルの産生が増加すると、体は抗酸化防御機能を高め、免疫システムを強化することで適応しようとします。

8.よく眠れるようになる

アクティブに過ごすことで一日の終わりに疲れを感じやすくなり、寝つきが良くなります。Ouraで睡眠を追跡すると、ワークアウト後に特定の睡眠コントリビューター入眠潜時睡眠効率)が改善しているのがわかるかもしれません。これは運動を続けるためのモチベーションにもなります。

メンバーの声:Ouraメンバーに心拍変動の改善に有効だった方法を尋ねたところ、「定期的な運動」という回答が最も多く寄せられました。心拍変動は、健康状態やストレスレベルを示す重要な指標です。

座りがちなライフスタイルの弊害

多くの時間を座りっぱなしで過ごすと、以下のようなリスクが高まります。

  • 心疾患
  • 2型糖尿病
  • 特定のがん
  • 不安やうつ
  • 肥満
  • 骨格筋量の低下
  • 血圧の上昇
  • コレステロールの上昇
  • 睡眠の質の低下

詳しく見る:睡眠が重要な理由と健康への影響

運動量を増やすための簡単な方法

メンバー向けヒント:Ouraでは、動きのない状態が50分続くと不活動アラートが表示されます。この通知を受け取ったら、10分以内にリセットしましょう。軽いウォーキングや、数分間のストレッチなどがおすすめです。

デスクワークや会議で忙しい週は、アクティブに過ごすために次のような方法を試してみましょう。

  • ランチの場所まで歩く:同僚を誘って、少し遠くの飲食店まで足を延ばしてみましょう。
  • 楽しめるものを見つける:楽しい時間はあっという間に過ぎていくものです。ですから、心から楽しめるエクササイズを見つけてください。ズンバのレッスン、ホットヨガ、アルティメットフリスビーなど、どんなことでも構いません。ランニングやウェイトリフティングが自分には向いていなくても気にしないでください!
  • 1時間の会議を分割する:60分の会議にする代わりに、短縮したり、早めに切り上げられるか工夫してみましょう。たとえ55分続いたとしても、合い間に足を伸ばすことはできます。
  • 歩きながら会議をする:同僚とアイデアを出し合うときは、オフィスの外で行ってみるのもいいかもしれません。話しながら体を動かすと、電話やメールに気を取られることも減り、より創造的なアイデアが生まれることもあります。
  • 友達と一緒に取り組む:仲間と一緒にフィットネスプログラムやヨガ教室に参加してみましょう。そうすることで、責任を持って、計画どおりにやり遂げられる可能性が高まります。
  • 階段を使う:可能なかぎり、エレベーターの代わりに階段を使いましょう。時短になるわけではありませんが、簡単で効果的に血行を促すことができます。
メンバーの声:Ouraメンバーで、アクティビティ プロダクト マネージャーのMaris J.氏が、アクティブに過ごすことの重要性を説明し、Ouraで働くきっかけとなった自身のフィットネスの経験について語ってくれました。

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